自動工具研削盤GriStarシリーズで「エンドミル」を再研磨する4(外周研磨)

公開日:2021/01/14  更新日:2021/01/14

「自動工具研削盤GriStarシリーズで「エンドミル」を再研磨する」4回目は、エンドミル外周刃の研磨について説明します。

 

対応形状

GriStar Multi Evolution(グライスターマルチエボリューション)では2~4枚刃、GriStar Multi 5 Axis(グライスターマルチ5アクシス)では2~6枚刃が研磨可能です。

逃げ面形状は、コンケイブ(平面逃げ)、エキセントリック(曲面逃げ)の両方に対応しています。

対応刃長など詳細は、下の比較表を参照してください。

GriStar Multi
Evolution
GriStar Multi
5 Axis
 対応刃数 2~4枚刃 2~6枚刃
 刃長 0.01mm~50.00mm 0.01mm~120.00mm
 逃げ形状 コンケイブ(平面)
 エキセントリック(円錐)
 コンケイブ(平面)
エキセントリック(円錐)
 その他 リード長入力必須 ねじれ角自動検出機能
 ネックテーパー角設定可
 不等分割刃可

 

実際に設定してみる

左上の「工具種・砥石設定」タグを押して工具種を「エンドミル外周刃」に切り替えます。また砥石も専用砥石に交換してください。

次にエディット画面で、工具パラメータを設定していきます。この時注意して設定していただきたいのは、

GriStar Multi Evolutionの場合 … 径とリード長入力

GriStar Multi 5 Axisの場合 … 径入力

です。できるだけ正確に入力してください。

  

工具をセットする

ワークセットボタンを押して、指定された工具長の範囲内で工具をチャッキングしてください。

この時、ワークセット画面内にて「軸動作モード」で主軸を回転させ振れ取りを行うこともできます。

工具がセット出来たらドアを閉めてスタートボタンを押して、運転を開始します。

 

エンドミルの外周研磨の方法の概要は以上となります。

 

<前>  自動工具研削盤GriStarシリーズで「エンドミル」を再研磨する3(ボールエンドミル)

<後>  自動工具研削盤GriStarシリーズで「エンドミル」を再研磨する5(溝研磨)

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