自動工具研削盤GriStarシリーズで「3枚刃ドリル」を再研磨する

公開日:2020/02/11  更新日:2020/02/11

今回は自動工具研削盤GriStarシリーズで「3枚刃ドリル」を再研磨する方法について説明していきます。

 

対応形状

GriStarシリーズでは3枚刃ドリルの研磨が可能です。シンニングは「Xシンニング」と「Rシンニング」を選択できます。

対応可能な径や形状については下の比較表を参考にしてください。

パラメータGSPGMEGM5
 先端径 3.00mm~20.00mm 3.00mm~20.00mm 3.00mm~20.00mm
 先端角 125.0°~165.0° 130.0°~165.0° 130.0°~165.0°
 ステップ部 〇 - -
 チャンファ加工 〇 〇 〇
 シンニング X、R、なし X、R、なし X、R、なし

 

実際に設定してみる

左上の「工具種・砥石設定」タグを押して工具種を「3枚刃ドリル」に切り替え、砥石も適宜交換してください。

砥石の向きはドリル研削の時と逆に取付けます。ご注意ください。

 

砥石の寸法入力と交換が終わったら工具を登録・設定していきます。

主な設定項目は以下の通りです。

シンニング … シンニング形状を「X」、「R」、「なし」から選択します。

チャンファ … チャンファ形状を「平面」、「円錐」、「なし」から選択します。

先端径 … 先端部の直径を入力します。

先端角 … 先端角を入力します。角度の入力によっては後ろの刃に砥石が干渉する場合がありますので注意してください。

ねじれ角 … 溝ねじれ角を入力します。

位相角 … 3枚刃ドリルでは、通常の2枚刃ドリルのような刃厚ではなく中心から2番最外周点までの角度を入力します。

逃げ角 … 2番逃げ角を設定します。

3番逃げ角 … 3番の逃げ角を設定します。

ラジアス角 … シンニングラジアス角を入力します。

R半径 … Rシンニングの場合のRの大きさを入力します。

  

「3枚刃ドリル」の再研磨についての説明は以上で終了です。

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